Googleがベータ版サービスとして展開してきた仮想世界「Lively」の解散を発表したと、ネットのニュースサイトなどで話題になっています。Googleの発表は英語のみだったようで、詳しい状況はよく分かりませんが、今年１２月３１日で閉鎖されるそうです。ベータ版サービスと銘打たれているので、いつ閉鎖になっても仕方ないとは思いますが、今年７月のオープンから半年にもなりません。
このブログでLivelyについて紹介したエントリーは下記です。
・ シス卿の流儀：Google 仮想世界「Lively 」がスタートしたようです
http://darthwarumono.blogspot.com/2008/07/googlelively.html
Googleが提供している閲覧ソフト（ブラウザー）「Google Chrome」にはLivelyに手軽に利用できるといった機能はありませんでした。厳しい見方をすれば、Chromeの初公開時点でGoogleはLivelyの将来について判断を終えていたのかもしれません。
仮想世界の分野では、すでに数多くのユーザーを獲得している「Secondlife」があり、現実の風景を模した場所をつくることができるほどの機能が提供されています。Livelyはアバターの種類こそ豊富でしたが、広がりが感じられませんでした。
Googleは高い技術力があると感じていますので、ユーザーがもっと自由に世界を構築していけるような仕組みで再び仮想世界の分野で面白い試みをしてくれるのを期待しています。
